歯科衛生士とは

歯科衛生士ってどんな仕事?

 

私、実は歯科衛生士でして、

今回は歯科衛生士とはなんぞやというお話から、私が歯科衛生士になった理由までお話していこうと思います。

歯科衛生士になりたいと思っている方はもちろん、歯科衛生士の仕事について知りたいという方にお勧めの記事になっています。

歯科衛生士とは

皆さん、歯科衛生士をご存じですか?

 

『よくわかっていないけど、歯医者に行ったらいるお姉さんだよね』

 

間違ってはいません(笑)

恐らく1/3くらいの確率で歯科衛生士だと思います(笑)

 

じゃあ、歯科衛生士ってなに??

言ってしまえばコレ↓

お口の健康づくりと口腔ケアで、笑顔のある健康な生活をサポートする!
(引用:日本歯科衛生士会 https://www.jdha.or.jp/aboutdh/)

 

簡単に言うと

お口のケアをして、人々を健康にする」仕事をしています。

歯科助手の業務は歯科衛生士ができて、歯科衛生士の業務は歯科医師ができます。誰が歯科衛生士なのか見分けがつきにくいのは、”この業務をしていればこの職種”という事がなかなかないからだと思います。

基本的に、歯のメンテナンスをしている人が歯科衛生士だと思ってもらうと分かりやすいかなと思います。

 

歯科衛生士の役割

皆さん、歯がどれだけ重要か理解していますか?

普段あまり意識して過ごさないと思いますが、
実はめちゃくちゃ大事なんです。

歯の役割は大きく分けて3つあります。

1、食事
2、発音
3、見た目

特に3つ目の見た目は気にする方も多いですよね。

 

皆さん、メラビアンの法則ってご存じですか?

人がコミュニケーションを図る際、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%の割合で影響を与えるという心理学の法則です。

コミュニケーションにおいて視覚情報が重要であることは明らかで、好感度の高い見た目であればあるほど、コミュニケーションもとりやすくなると言えるでしょう。

2018年に行われた『人の印象に関する意識調査』で、人の第一印象を決める際に重要視しているところを調査した結果、71%の方が「」と回答しました。
顔の中で最も注目度の高いパーツは「目」、次いで「口元」がでした。(引用元:『人の印象に関する意識調査』【 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000040381.html】)

人は生きている以上、少なからずコミュニケーションをとって生きますよね。そのコミュニケーションをとる上で重要な歯を支える仕事歯科衛生士なのです。

 

 

仕事内容は?

歯科衛生士の仕事内容は色々ありますが、私が実際にしていたことをお伝えできればと思います。

(細かい業務内容については働く場所によって変わります。)

【患者さんへの処置(主にメンテナンス)】
・前回からの変化を確認
・口腔内診査(歯が揺れないか・歯周ポケットの深さの測定)
・歯磨き指導
・歯垢・歯石除去
・ブラシの機械で歯を磨く
・フッ素塗布
・口腔内写真撮影
・レントゲン撮影(歯科医師の指示のもと、位置づけを行います)
・歯周病菌の検査
【歯科医師のアシスタント】
・基本的なむし歯・歯周病の治療のアシスタント
・治療に必要な歯型をとる(歯型をとったあと石膏をつぎます)・仮詰めをする
・インプラントオペのアシスタント
・歯周外科治療(歯周病のオペ)のアシスタント
・矯正治療中の方のクリーニング
【消毒・滅菌管理】
・使用した器具の洗い物
・滅菌
【受付業務】
・会計
・予約管理
・電話対応
・カルテ管理
【諸業務】
・診療の準備
・在庫管理
・掃除

ざっくりこんな感じです!

歯科衛生士の魅力

実際に働いてみて歯科衛生士っていいなと思ったことがつあるのでお伝えしていこうと思います。

①とにかくやりがいがある

患者さんに感謝してもらえます!
自分の仕事が人の役に立っていることをとにかく感じられました。
特に自分が介入したことで、患者さんが歯を抜かなくて済んだり、スッキリした!と言っていただいたときにはすごく嬉しかったです。

歯科は医科の病気に関係しているので、そういった意味でも患者さんのためになっているのをめちゃくちゃ感じられます。

②国家資格の安心感

どんな理由であれ一度仕事を辞めると、すごく不安になりますよね。歯科衛生士は国家資格なので、食いっぱぐれないという安心感があります。

また、資格がないとやはり自分の仕事の出来不出来を数字で評価されることが多いと思います。特に営業職なんかは顕著ですよね。営業が向いていない数字で評価されるのは精神的にキツイという方には、歯科衛生士はすごくいいと思います。
私自身実際に営業を少しやったのですが、資格があるって本当に素晴らしいなと思いました(笑)

③働き方が自由

時間的にも、場所的にも自由な仕事だと思います。

時短で働きたい場合はアルバイトで働くこともできます。他のバイトをするより時給が良いです。
また、週休3日でも正社員で雇ってもらえるクリニックが多いのも魅力です!
場所的には、日本全国どこの歯医者でも働けます。

これらって結局資格のおかげなところはありますね。

④給料が良い

場所によりますが、比較的給料は良いです。

特に東京は給料良いです。その分大変だとは思いますが、、、

働き始めの時の給料がバグってます(笑)

その後、給料はなかなか上がりませんが、これは医療従事者あるあるで諦めるしかないかなと思います。

(引用:https://job-medley.com/dh/pref13/)

こちらはジョブメドレー掲載の東京都の歯科衛生士求人の平均給与です。(2024.3.26 11:50時点)

⑤働き口が数多

現状、歯科衛生士は引っ張りだこです。

どこの歯科医院も歯科衛生士を欲しています。
実務経験がなくてもいいという歯科医院もありますし、ブランク有でもOKという歯科医院が多いです。

正直ブランクがあっても、
(他の技術職と比較して)そこまで技術が求められないので、戻りやすい仕事なのが歯科衛生士の魅力だと私は思います。(小声)

どんな人におすすめ?

歯科衛生士をおすすめしたい人の特徴は3つあります。

 

1,人の役に立っていることを実感できる仕事がしたい方
2,手に職をつけたい方
3,融通がきく働き方をしたい方

歯科衛生士の1日

私の歯科衛生士としての1日をご紹介します。

09:15      出勤
09:30    朝礼・診療準備
10:00    午前診療スタート
13:00    昼休憩
14:00    午後診療スタート
18:00     診療終了・掃除
18:30     カルテ記入
18:45     退勤

 

歯科衛生士になった理由

最後に、私がなぜ歯科衛生士になったかお話しようと思います。

歯科衛生士になったのは成り行きに近いものがありました。

結局、親の影響が大きかったと思います。

母親がとにかく”保守的な考え方”をする人間でした。

人のためになる仕事をしろ」「手に職」「資格を取れ
これらを散々言われてきました。

子ども時代、親の言うことには従わないといけないという気持ちがありました。昔は、漫画家になりたい!と思ったことがありましたが、散々親に否定されました(笑)

そんな母親のもとで育ち、気づいたら医療従事者に自分はなるんだと思い込んでいました。

元々他の医療職になろうと思っていたのですが、受験の関係で歯科の大学に行くことになりました。

矯正をずっとしていとことから、歯科の道に進むことに抵抗はありませんでした。

今思うと、他の医療職より歯科衛生士の仕事内容は自分に合っていましたし、国家資格に助けられている部分が山ほどあるので、自分の道に全く後悔はありません。

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